
時計を見ると、ちょうど定時。
「今日は早く帰って自炊でもしようかな」と思った、その瞬間。
「山田さん、今日、何時まで残れますか?」
その一言で、心の中の全ての希望がスッと消えていきました。
あの一言の破壊力
「何時まで残れますか?」という言葉の何がつらいか。
それは、“すでに残ること前提”で話が進んでいるところです。
「定時で帰る」という選択肢が、
もはやこの世に存在していない。
一瞬、「予定が…」と口を開きかけたけれど、
空気を読んで「はい、大丈夫です」と言ってしまう。
——あの瞬間の敗北感、わかりますよね。
予定が崩れる、心も崩れる
頭の中では、さっきまでの計画がぐるぐると。
・スーパーのタイムセール
・録画していたドラマ
・洗濯しようと思っていた服たち
それらがすべて、「また今度」に変わっていく悲しさ。
しかも、残業が確定したのに理由が「上司の急な思いつき」だったりすると、
もう笑うしかありません。
不思議と、翌日にはまた笑っている
そんな夜、コンビニの明かりがやけにまぶしく見える帰り道。
冷えたおにぎりを片手に「もうやってられない」と思うのに、
翌日もちゃんと出社してしまう。
結局のところ、
文句を言いながらも仕事をまわしている自分に、
少し誇りすら感じてしまうんですよね。
おわりに
社会人って、予定通りにいかないことばかり。
だからこそ、**「今日は早く帰れた!」**という日が、
どんな贅沢な時間かを教えてくれるんだと思います。
「何時まで残れますか?」——
その一言の重みを噛みしめながら、
今日もどこかで誰かがタイムカードを押しているのです。
お気軽に共感した方はまた読みに来てください!では、また会いましょう!


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