就職活動や転職活動をしていると、必ずといっていいほど悩むのが「ベンチャー企業に行くか、それとも大企業に行くか」という選択です。SNSや本では「若いうちはベンチャーで修行すべきだ!」なんて声もよく聞きますが、実際のところどうなんでしょうか。あくまで個人的な意見ですが、考えてみたいと思います。
目的がないなら大企業
ここでいうベンチャー企業とは、比較的新しく立ち上がった会社で、スピード感を持って成長を目指している企業のこと。規模は小さいけれど挑戦的な事業をしているケースが多いです。
まず第一に言いたいのは、特に明確な目的や信念がないなら、大企業に行ったほうが無難だということ。ベンチャー企業はスピード感があり、変化も多いですが、それについていくには強い目的意識が必要です。逆に「なんとなく」で入ってしまうと、忙しさや責任の重さに押しつぶされる可能性が高いです。
ゆるく過ごしたいなら大企業
大企業には福利厚生や研修制度が整っていて、社会人1年目でもある程度安心して働けます。もちろん楽ではありませんが、環境としては「ゆるく過ごす余地」が残されています。一方ベンチャーは、制度も仕組みも十分に整っていないことが多く、自分の成長やキャリアは自分で切り開いていく必要があります。
ベンチャーは挑戦する人向け
これは優劣の問題ではなく、スタイルの違いです。明確に「これを達成したい!」という目標や、「こういうサービスを世に広めたい!」という強い思いがある人にとっては、ベンチャー企業のスピード感と裁量の大きさは何よりの武器になるでしょう。
転職市場での強さは「大企業」
もうひとつ、これは働いてから気づいたことですが、転職市場での評価は圧倒的に大企業が強いという点です。
大企業のネームバリューは、想像以上に効きます。たとえ中での仕事内容が細分化されていても、「○○社で働いていた」という肩書きは転職時に大きな安心材料になります。
一方、ベンチャーでの経験は評価されることもありますが、「会社の知名度が低い」「役割が幅広すぎて伝わりにくい」という壁にぶつかることも多いです。もちろん、強い実績があれば別ですが、汎用的に転職を有利に進めたいなら大企業のほうが圧倒的に有利だと感じます。
結論:自分のスタンス次第
結局のところ「ベンチャー vs 大企業」は、どちらが良い悪いではなく、自分のスタンス次第です。僕自身は「ゆるく過ごしたい」タイプなので、もし悩んでいる人がいたら「迷うくらいなら大企業のほうがいい」と勧めたいです。安心して生活できる基盤があってこそ、やりがいも見えてくるものだと思います。
人間、安定を取りたい人が多いでしょう。ベンチャー企業に行って起業し、経営者として成功する例も少なくはないかもしれません。しかしその中に入るのは相当の努力が必要だと思います。皆さんはどちらを選びますか?
お気軽に共感した方はまた読みに来てください!では、また会いましょう!


コメント