親にはあと何回会えるか…悲しくなる

ふとした瞬間に、「親にはあと何回会えるのだろう」と考えてしまうことがあります。そう思うたびに、胸の奥がひんやりと冷たくなるような、そんな寂しさがこみ上げてきます。


実家を出てから、親と会うのは年に数回。お盆や年末年始、3連休に有給をつけて、多くて年に6,7回。仮にこの先、親が元気でいてくれたとして、あと10年一緒に過ごせるとしても、会えるのはせいぜい60,70回ほどです。

多いようで、たったそれだけしかないのか、と数字にしてしまうと、急に現実味を帯びてきます。子どもの頃は、毎日顔を合わせていたのに。朝ごはんを一緒に食べ、夕方には「おかえり」と声をかけてくれた、あの時間はもう戻ってきません。

親は何気ない顔で、「無理しなくていいからね」と言います。でも、あの言葉の裏にある、本当はもっと会いたい、もっと一緒に過ごしたい、という気持ちを考えると、なんとも言えない切なさを感じます。

駅のホームで見送ってくれる後ろ姿が、小さくなった気がするたびに、時が確かに過ぎていることを実感します。そして、それと同時に、自分の無力さも痛感します。どれだけ会いたくても、時間だけは巻き戻せないし、止めることもできません。

だからこそ、会えるうちにできるだけ顔を見せたいと思います。電話でも、短いLINEでも、思い出した時に声を届けるだけで、きっと親は嬉しいのだろうと思います。

人生において、「当たり前」だった存在が、いつか当たり前ではなくなる日が来る。わかってはいても、それにどう向き合えばいいのか、正解はありません。ただ、悔いのないように、できるだけのことをしていきたい。そう思う秋の夕暮れでした。

お気軽に共感した方はまた読みに来てください!では、また会いましょう!

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